1959-09-28 第32回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第6号
現地ではまだ倒壊埋没家屋の掘り出しに努力が払われており、土砂流入によって河床は二メートルも高くなったとのことで、町民は再度の水害をおそれて安眠できぬ状態であり、早期復旧措置と根本的治山治水事業に強い要望がありました。 次に、焼津市の防潮堤の被害状況を視察いたしました。この市の海岸一帯は千三百メートルの防潮堤により年産四十億円に上る海産加工業者を中心とする市街地がささえられておるのであります。
現地ではまだ倒壊埋没家屋の掘り出しに努力が払われており、土砂流入によって河床は二メートルも高くなったとのことで、町民は再度の水害をおそれて安眠できぬ状態であり、早期復旧措置と根本的治山治水事業に強い要望がありました。 次に、焼津市の防潮堤の被害状況を視察いたしました。この市の海岸一帯は千三百メートルの防潮堤により年産四十億円に上る海産加工業者を中心とする市街地がささえられておるのであります。
尚、治山治水事業についても三件あり、根本的治山治水事業の急速なる断行を要請するもの、及び地方的なものとしては、長野県下の犀川、千曲川、裾花川及び同県女鳥羽川附近の施工であります。
最後に根本的治山治水事業の断行以外、災害亡国よりわが国を救うの道はないとの御報告でございましたが、私どもといたしましても、この点まことに同感でありまして、従来のこうやく張り的施策はこの際一擲いたしまして、継続事業として一定の計画のもとに、一貫した治山治水事業を進めて参るべく、せつかく努力中でございますので、今後とも何かと御指導御協力をお願いする次第であります。